世界遺産の座喜味城跡!入場料金や所要時間に見どころを紹介

歴史・パワースポット

『人口日本一の村』とも呼ばれる読谷村、独自の伝統工芸・文化や自然が多く残る沖縄の中でも特に人気の観光地です。読谷村内にはオススメの観光スポットは多くありますが、今回は世界遺産の座喜味城跡(ざきみ じょうせき)をご紹介していきます。

座喜味城跡の入場料金所要時間、注目すべき見どころや歴史についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

【座喜味城跡】基本情報

座喜味城跡
撮影:筆者

【営業時間】城跡:24時間 
      ミュージアム:午前9時~午後6時
【休業日】城跡:無し 

     ミュージアム:毎週水曜日・年末年始(12/28~1/4)
【入場料金】城跡:無料 

      ミュージアム:小中学生300円 高校生以上500円 65歳以上400円
【駐車場】有・無料
【電話番号】098ー958ー3141
【住所】〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708-6番地
【アクセス】那覇空港より車で約1時間、バスで高志保入り口下車から徒歩15分程
【所要時間】城跡:15分 

      ミュージアム:40分~1時間程

座喜味城跡とは

座喜味城跡
撮影:筆者

琉球王国初代国王の尚巴志の時代が始まったとされる1420年頃護佐丸という男によって建築されたのが座喜味城跡です。護佐丸とは当時力を集めていた地元領主、按司でありながら建築家としても高く評価されいてた者です。

建築目的としては、そもそもは中山王であった尚巴志が北と南を滅ぼして王国を統一したため、各地に残っていた王に対する反対勢力を監視するために建てられたのが座喜味城跡でした。

120mという高台に位置しているため、残波岬や周辺の離島、晴れた日には遠くの那覇の町まで見渡すことができます。規模としてはそう大きくはありませんが、名建築家として名高かった護佐丸の建城技術が施された外観は細かな所まで見応えがあります。

座喜味城跡の魅力

座喜味城跡
撮影:筆者

座喜味城跡の魅力は大きく分けて3つ。

『美しい外観とそこから見える景色』
『学びがいっぱいの資料館』
『歩いていて気持ちの良い松の並木』

ここではそれぞれについて詳しく紹介していきます。

当時の戦術による美しい外壁

座喜味城跡
撮影:筆者

座喜味城跡の城としての美しさは、沖縄に残る城の中でもトップレベルです。

波立つように大きく曲線を描いた外壁はかなり迫力があって美しいですが、実はこれは遠くから攻め立ててくる敵を素早く察知できるようにという戦術的工夫によるものです。

また二の郭に置かれているアーチ形の門ですが、実は座喜味城跡だけのある工夫がされています。アーチの上部分は2つの石を左右対称に並べることで形をとっていますが、その間に細くとがった石をはめることで強度を高めるという高度な技術が施されています。現代のような建築技術や材料の無い数百年前だからこその巧みな発想、技術ですよね。

筆者
筆者

アーチ形の門は、実際に見るととても感心しました!こうして様々な部分で工夫していたと思うと、名建城家護佐丸の実力に脱帽です。

学びがいっぱいのユンタンミュージアム

座喜味城跡に併設しているユンタンミュージアムとは、2018年にリニューアルオープンしたばかりの資料館です。座喜味城跡だけでなく、読谷、沖縄の文化の発展や考古学について、また沖縄戦に関する資料まで展示されています。

パズルで楽しみながら学べる座喜味城跡の模型や、読谷村内で発掘された弥生時代の人骨模型、また沖縄戦時の避難壕を再現したジオラマなど内容の深い展示物ばかりです。大人は勿論ですが、家族連れで訪れた際には子供にとって最適な学びの場となるでしょう。

冷房の効いた涼しい落ち着いた空間なので、城跡を散策してかいた汗を涼しみながら展示を楽しむも良し、先に座喜味城跡や読谷に関する知識を取り入れた後に城跡を散策するも良し、お好みのタイミングで訪れましょう。

筆者
筆者

3階まで展示室があってとても内容盛りだくさんでした!個人的には2階の展示室2にある展示物や文献が、衝撃を受けました。

松の木に囲まれた公園内

座喜味城跡
撮影:筆者

座喜味城跡散策のもう一つの魅力は、公演内に沢山生い茂った琉球松という種の松の木です。

正面の公園入口から座喜味城跡にたどり着くまでの一本道、また城跡を囲むように続く道までも大量の琉球松に囲まれています。立派に並び立つ春夏は木漏れ日が気持ちのいい空間で、風の感じれる秋冬頃は可愛らしい松ぼっくりが落ちていたりと、季節によって違う景色を見せてくれる松の木に注目です。

筆者
筆者

地元の人達の散歩コースにもなっているので、老若男女問わずそれぞれが楽しそうにしているのがより穏やかな雰囲気を作っていました。

まとめ

読谷村には座喜味城跡の他にも残波岬やむら咲むらといった観光スポットが多く集結しているので、1日で数カ所の観光地を回ることができます。ぜひ観光プランの中に座喜味城跡を取り入れてみてはいかがでしょうか。ミュージアムまでしっかり回ったとしても所要時間は1時間半程度という手軽さ、また城跡だけなら24時間いつでも見学可能というのも嬉しいポイントです。

自然を楽しみながら沖縄の歴史や文化を学ぶことができる座喜味城跡、沖縄観光の際はぜひ訪れてみてください。

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