沖縄にある水族館は美ら海水族館とDMMかりゆし水族館の2つ、県内外に名が知られているのは美ら海水族館ですがDMMかりゆし水族館も2020年のオープン以来話題の施設です。
今回はこの2つの水族館の違いは何なのか、沖縄で水族館に行くのならどっちに行ったほうがいいのか悩んでいる方に向けて美ら海水族館とDMMかりゆし水族館の営業時間や料金、魅力や展示の違いを比較していきます。
【美ら海水族館】基本情報
県内で最も人気の観光施設とも言われる美ら海水族館、コロナ前は年間入場者数300万超えと日本一の数を記録した人気水族館です。
【営業時間】通常期:8:30~18:30(入館締切:17:30)
繫忙期:8:30~20:00(入館締切:19:00)※繁忙期は毎年変更
【料金】大人:2180円 中人(高校生):1440円 小人(小中学生):710円 6歳以下:無料
【住所】〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424番地
【電話番号】0980-48-3748
【駐車場】有・無料
公式HP
【DMMかりゆし水族館】基本情報
ショッピングセンターと併設しているという画期的な造りは沖縄初、スクリーンとサウンドを駆使した空間はどこか近未来的な水族館です。
【営業時間】9:00~20:00(予告なく変更すること有・HPチェック必須)
【料金】18歳以上:2400円 13~17歳:(2000円) 4歳~12歳:1500円
【住所】〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3-35
【電話番号】098ー840ー6900
【駐車場】有・無料
公式HP
美ら海水族館とDMMかりゆし水族館を比較
ここでは美ら海水族館とDMMかりゆし水族館を様々な点から比較していきます。
それぞれの強み・魅力
この2つの水族館が多くの地元客や観光客に愛される理由として、それぞれ違った魅力や強みがあることに注目です。
数々の『世界初・世界1』を誇る美ら海水族館
美ら海水族館は海洋生物に関する研究施設も兼ねていることから、新種の発見や人口繁殖に成功を重ねてきた水族館となっています。そのため他では見られない珍しい生物が多く展示されており、世界的に見ても特別視されている水族館の1つです。
『世界初人工子宮を使った深海ザメの人口出産と育成に成功』『世界初生きた珊瑚を大規模水槽で飼育』『ジンベイザメの世界長期飼育記録更新中』『世界初ナンヨウマンタの複数飼育と繁殖に成功』など、多くの飼育・繁殖実績を残してきました。
高さ8.2m、幅22.5mにも及ぶ大水槽で表現された『黒潮の海』、深海200m~700mに生息する生き物たちが生きていけるよう最大限まで照明を落とした『深海の海』等、太陽光や海水の問題から不可能だと言われていた海の世界が再現されています。他にもイルカのショーが見られるオキちゃん劇場、アメリカやアマゾンに生息する巨大生き物マナティー館など、とにかく幅広い多くの海の生物を見尽くすことができます。
レストランやフードトラック、お土産ショップなどもあるため、食事からショッピングまで可能です。
とにかく見応え抜群です!さすが研究施設を兼ねているだけあり、ここでしか見られない生き物たちが多く居ます!水圧を保つ装置が見られたり、マンタやジンベイザメが泳ぐ水槽の真上を歩けたり…とても満足度の高い水族館です。
バーチャルとリアルの融合、近未来的な空間のDMM水族館
光や映像を駆使して自然界を再現したこれまでに無かった形の水族館、展示しているのは海の生物だけでなく色鮮やかな淡水魚、また哺乳類や昆虫類といった陸の生物まで楽しむことができます。
まず出迎えてくれるのは多面大型スクリーン、沖縄の自然界に基づいた迫力ある映像と音楽は、非日常感を味わえると同時にこれから館内へ向かう気持ちをより盛り上げてくれます。この時点で、明らかに他とは違ったタイプの水族館だということが実感できるはずです。
照明に拘っている水槽エリアは少しオトナな雰囲気、特にクラゲを展示しているエリアではかなり幻想的なムードで写真映えにも最適な人気エリアとなっています。
陸の生物エリアでは、ナマケモノやアルマジロ、アリクイなど自然界でも気ままに生活している生き物たちと、なんと柵等の隔たりの無い近距離な空間で観察することができます。ペリカンやフクロウといった鳥類までがガラスや柵の無いエリアで自由にしている姿にはつい驚いてしまうはず。
「こんな水族館ははじめて」この一言に尽きます!映像と音楽、光を駆使した水族館、生き物を楽しむというよりは「雰囲気を体験する」施設だと感じました。どちらかというと大人向けかな…?
生き物の展示数・所要時間
【美ら海水族館】展示数:約680種約10000点 所要時間:3時間~4時間
【DMMかりゆし水族館】展示数:約190種約5000点 所要時間:1時間半~2時間
〈引用元:各公式HP〉
立地・空港からのアクセスの良さ
いざ観光するとなると、事前に知っておきたいのはアクセスについてですよね。実はこの2つの水族館、沖縄の南北両端に離れた場所に位置します。
周辺に観光施設の多い美ら海水族館
美ら海水族館が位置するのは沖縄北部国頭郡、備瀬のフクギ並木や世界遺産今帰仁城跡、瀬底島など人気の観光スポットが集結しているエリアです。観光ホテルの多い地域でもあるため、観光をするのに何かと便利な立地となっているでしょう。
しかし那覇空港のある沖縄南部からのアクセスは決して良いとは言えません。沖縄には電車が無いため移動は必然的にレンタカー・バス・タクシーのいずれかとなります。有料道路を利用したとしても2時間近くかかる距離となるので、空港から直行したり那覇市内に泊まっている場合は計画的に予定を立てておくと良いでしょう。バスの運行表は公式サイトから確認することができます。
美ら海水族館HP
私も過去に閉館日だと知らず行ってしまったことがあるのですが、周りに観光地が充実しているので急遽行先を変更しても全く問題ありませんでした!
那覇空港から車で20分!アクセスの良いDMM水族館
沖縄県南部豊見城市に位置するDMMかりゆし水族館、なんと那覇空港から車で20分というアクセスの良さとなります。また、イーアス沖縄豊崎というショッピングセンターに併設されている水族館となるので、前後に買い物ができたり食事を済ませることも可能です。すぐ近くにはアウトレットモールや瀬長島といった人気観光スポットがあるのも嬉しいポイントですね。
那覇空港から近く美ら海水族館より所要時間も少なく済むので、地元民としては沖縄に着いたその日に向かうと効率が良いかなと思います。
両水族館行ってみての感想
ここでは実際に両水族館とも行ったことがある沖縄在住の筆者のリアルな感想をお伝えします。まずこの2施設はそれぞれ違った魅力のある、同じ水族館でも全く別物の施設という印象です。
美ら海水族館は皆が思い浮かべるような、所謂従来の水族館となっています。飼育しているのは全て海洋の生物で、その展示方法には何か特別な仕掛けがあるわけではありません。しかしその規模感は他とは比べ物にならず、1日かけて回っても足りないくらいの満足度の高さです。沖縄の海を切り取ったかのような世界観は何度見ても圧倒される、老若男女問わず楽しめる水族館です。
DMMかりゆし水族館は皆が想像しているような水族館とは一味違います。映像や照明、音楽を上手く使った空間はどちらかというと大人向けな印象を受けました。子供を連れた家族は勿論ですが、特に恋人同士のデートや友人間で行くのに向いているかもしれません。水族館にしては小規模となっているため中には物足りなさを感じる人も居るかもしれませんが、海と陸両方の生き物を観察できる上に写真映えが可能なスポットもあるというのは、アミューズメント施設としては間違いなく楽しめる内容となっているはずです。
まとめ
この記事では沖縄の2つの水族館、美ら海水族館とDMMかりゆし水族館を比較していきました。
どちらに優劣があるわけではなく、それぞれの強みや魅力があって両方とも素敵な水族館であることが伝わったのではないでしょうか。その時の気分や目的、共に行く人次第でまた選ぶとより楽しめるはずです。
是非この記事を参考に沖縄観光を楽しんでください。
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